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神戸大地震


5000人を超える死者を出した 1995年1月17日 神戸大地震(Kobe earthquake,兵庫県南部地震,阪神・淡路大震災) の後の神戸の様子です. 中学・高校時代の同級生上田哲也氏がphotoCDに作ったのを 送って下さいました. せっかくの貴重な記録でもあり, 送っていただいたのも何かの縁と思うので, 頂いた中から一部をここに貼ってみます. 上田氏は三宮駅の近くでビルを経営しています.

文章は私の感想です. 数日後に両親の安否を尋ねて歩いたときの記憶を手がかりに書きましたが, 上田氏の居所とは違うので,必ずしも適切な感想とは限りません.

被害に関する写真,ということで,公表には格段の気を使うべきです. 上田氏からもその旨,指摘を頂きました. そこで,写真の選択や感想の視点について触れておきます. 基本的に,建物に関する,目に付きやすい(大きな,特徴的な)被害の写真, を選びました. これは,私自身が歩いたときに, 通りすがりであったにもかかわらず, 建物の被害の特徴に強い印象を受けたからです.

このような写真を掲載することの目的の一つは, 地震に伴う大規模災害が今後も必須とされる日本で, 神戸大地震から真剣に学ぶべきである,という学生諸君等への希望です. 写真を見るだけでも学べるはずだし, 何よりも学ぶべきことがあると気づくことが大事だと思います.

当然のことながら,このページの写真の著作権は上田氏に属します. 文章は,他の私のページ同様,私(服部哲弥)の責任です. また,写真の選択も私の責任です. 上に書いたように,掲載にあたっては注意を払うよう努力をしていますが, 私の不勉強な点がありましたら,ご指摘を歓迎します.


神戸大地震

地震の当日私は東京にいました.電話は不通.情報はテレビと新聞のみ. 夕方にはテレビ局のヘリコプター映像が繰り返されました. 火事の煙が神戸のそこかしこからヘリの高度より高く昇るシーンが 強く印象に残っています.




神戸大地震 同時多発火事

当然のことですが, 通常の火事と違うのは一箇所ではなくいろんな所から煙が上がっていることです.




神戸大地震 階が丸ごとつぶれる

神戸の中心地三宮にある市役所. 向こう側の高層ビルの新館は耐震建築だったようです. 旧館も立派なビルですが,6階だか一階まるまるつぶれています.

一つの階がまるまるつぶれるという光景は 大きなビルにいくつも見られました. 市役所を含めてJR(阪急)三宮駅周辺で特に目立ったのですが, 三宮周辺が特にゆれ(被害)がひどかったのではないかと私は推測しています.




神戸大地震 ビルが丸ごと倒れる

大きなビルと違って,横幅の狭いビルは 根元から折れて傾いたり倒れたりするものがありました. やはり三宮周辺が一番ひどかったのではないでしょうか.




神戸大地震 鉄道高架がひしゃげる

神戸の町の中を走る鉄道は地下や高架が珍しくありませんが, 高架は支柱が簡単に折れました. 電車の復旧が遅れた原因です.

高架の支柱といえば,阪神高速道路がそっくり倒れたマスコミの映像は あまりにも有名になりました.




神戸大地震 市中心部のランドマークだった阪急三宮駅が神戸大地震を契機に壊された

阪急三ノ宮駅舎は風情があり,神戸の「顔」の感がありましたが, 最初から老朽化に伴う再開発の計画があったのか, 地震後あっさり取り壊されました.





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