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数学基礎1 後期試験付属アンケート集計結果



∞.結果の簡単な分析.


ここに掲示したものは, 短くするために,アンケートの言葉そのものではなく,分類したものです. 分類にあたっては,1999年度後期に行った同様のアンケートの集計結果を 参考にしました. (アンケートのみかた等はこのページの下にあります.)

1999年度後期と比較すると,

は改善していませんが, は,正否均衡していて改善されている印象を受けます.

内容に関しては応用的な後期に比べて理論的基礎的な前期ですが, 世間で言われているかもしれないよりは肯定的に受け止めてもらっています.

TeXに関しては電気電子情報工学科以外の学科も計算機演習等の時間に カリキュラムを入れていただけることを望みます. 数学記号を適切効率的に電子的に情報伝達するためにはTeXはもはや欠かせません. TeX文書を閲覧印刷するだけならば計算機演習の中で30分あればすむはずです.

演習の時間がほしいという声は強いと思いますが, 現在のカリキュラムではとても手が回りません.



1.授業に出席した諸君の集計結果


webページに添付・公開している講義録に関して




メールに関して



授業の内容・構成に関して






授業の形態(内容・構成以外)に関して






教科書に関して




2.欠席の多かった諸君の集計結果


欠席の多かった理由



勉強方法




0.アンケートの意図について.


教員が学生の学習達成度を評価するだけでなく, 学生が教員の授業内容を評価すべきだというかけ声があります. かけ声(に隠された意図)には賛同しませんが, 教員が学生に評価されるという意識を持って授業することも 授業の改善につながるとは思いますので, 出席点代わりに試験問題に授業評価のアンケートを出題しています.

2000年度数学基礎1試験問題3問中問3として100点満点中20点を配点しています. 配点は明記していませんが,試験中に質問に対して配点有りと明言したこと,および, 実際の回答率(76/76)から明らかなように, 棄権が事実上選択肢から除外されています. 従って,講義にあまり出席しなかった学生の, 薄い印象に基づく回答を分離する必要があります. このため,出席半分以下であるか否かによって問題を選択するように出題しました. 具体的には次のように出題しました.

以下のいずれか該当するほうに答えよ.
(i) 講義に半分より多く出席した諸君. 
講義(教官)を「採点」せよ.即ち,良かったと思う点と(教官が)改善すべきだ
と思う点を各1つ以上挙げよ.
(ii) 講義のうち半分以下しか出席しなかった諸君. 
出席の少なかった理由と,試験のためにどのように勉強したかを答えよ.
(半分くらい出席の場合は (ii) を選ぶこと.)
結果は出席者用問題を選んだのが66,不出席問題を選んだのが10でした. (仮に66名が2/3を出席,10名が1/3を出席,とすると平均は47となります. 実感に合うので,概ね良心的に解答を選んだと推測します.) なお,採点においてはどちらを選んだかは影響しないようにしています.

出席か不出席かによる成績の差は検討していませんが,大差ないと思います. 不出席諸君も大部分が web上公開している講義録を勉強しているので, 講義自体の問題点ではなく, 人によって合った勉強の仕方がいろいろある,ということだと思います.

自由記述としたのは,採点方式だと比較の基準が人によって違うことが 立教大学時代の分析で分かっているからです. (立教大学時代の分析については講義録のページの解析学1の授業評価のページ参照. 本人の期待に比べて,他の先生に比べて,前の年度に私が担当した科目に比べて, 他の設問項目に比べて,などの基準がありました.)

前任地立教大学時代以来,アンケート結果を時々張り付けることにしています. 来年度以降の受講生にとって以下の利点の可能性がある,という理由によります.


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