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確率論 期末試験付属アンケート集計結果



∞.結果の簡単な分析.


ここに掲示したものは, 短くするために,必ずしもアンケートの回答の言葉そのものではなく, 分類・整理したものも含まれます. 分類は過去の経験に基づいて,簡単な分類を行いました.

アンケートのみかた等はこのページの下にあります. 詳しくはそちらに譲りますが, 「良いところと悪いところをそれぞれ挙げよ」という問への回答なので, 以下では必要に応じて「が良かった」「が悪かった」といった 述語を付加してあります.



1.授業に出席した諸君の集計結果


webページに添付・公開している講義録に関して





webページについて



webページに添付・公開し,講義中に配布もした演習問題集に関して



3時間の半分を配分した演習に関して



(演習があったことがよかった.)(多数意見)

講義の内容・構成に関して





授業の形態(内容・構成以外)に関して






2.欠席の多かった諸君の集計結果


欠席の多かった理由



勉強方法




0.アンケートの意図について.


教員が学生の学習達成度を評価するだけでなく, 学生が教員の授業内容を評価すべきだというかけ声があります. かけ声(に隠された意図)には賛同しませんが, 教員が学生に評価されるという意識を持って授業することも 授業の改善につながるとは思いますので, 出席点代わりに試験問題に授業評価のアンケートを出題しています.

2000年度確率論試験問題4問中問4として出題しました. 配点は明記していませんが正であることが暗示してあり, 実際の回答率(30/30)から明らかなように, 棄権が事実上選択肢から除外されています. 従って,講義にあまり出席しなかった学生の, 薄い印象に基づく回答を分離する必要があります. このため,出席半分以下であるか否かによって問題を選択するように出題しました. 具体的には次のように出題しました.

以下のいずれか該当するほうに答えよ.
(i) 講義に半分より多く出席した諸君.  講義(教官)を「採点」せよ.即ち, 良かったと思う点と(教官が)改善すべきだと思う点を各1つ以上挙げよ.
(ii) 講義のうち半分以下しか出席しなかった諸君.  出席の少なかった理由と,試験のためにどのように勉強したかを答えよ. (半分くらい出席の場合は (ii) を選ぶこと. 採点は回答者の実体験に基づく特徴が感じられるかどうかを基準とする.)

なお,採点においてはどちらを選んだかは影響しないようにしています.

3年生26名中(i)(ii)を選択したのはそれぞれ18,8名, 過年度生4名中ではそれぞれ1,3名でした. これは講義時の実測と整合しています.

成績上位者は出席者に限られました (成績上位約6名は (i) の選択者18名に含まれます). この点は1年生の数学基礎の状況と著しい対照があります. 高学年の選択科目という理由もあると思いますが, この科目の受講可能水準に達している学生と門前で苦労している学生の間に 最初から極めて大きな学習可能性の差があることが至る所で感じられました.

自由記述としたのは,採点方式だと比較の基準が人によって違うことが 立教大学時代の分析で分かっているからです. (立教大学時代の分析については講義録のページの解析学1の授業評価のページ参照. 本人の期待に比べて,他の先生に比べて,前の年度に私が担当した科目に比べて, 他の設問項目に比べて,などの基準がありました.)

前任地立教大学時代以来,アンケート結果を時々張り付けることにしています. 来年度以降の受講生にとって以下の利点の可能性がある,という理由によります.


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