数理ファイナンスの入門的な講義を行い, 時間が余れば少し研究のこともお話しして下さるとのことです. 数理ファイナンスは,path(関数)の集合の上の測度という (ふつうのRn上の測度に慣れている方々にとっては 抽象的に感じるかもしれない)もののみかたを, 金融商品という現実的な対象に応用するという意味で, 4年,修士で就職されるかたはもちろんのこと, 分野を問わず研究志望の方にも高度な数学の具体的イメージをつかむ 絶好の例題, というたいへん重要な意味があります. 東北大学数学教室ではなかなか聞くチャンスがない分野と思いますので, 多くの方々の受講をお薦めします.
2005/06/03追記:毎日約30名の学生諸君が出席して下さって関心の高さを 感じました.たいへん良かったと思います.