数理統計学／統計数学　服部哲弥

1. 科目：　数理統計学（全学共通科目・第３セメスター＝理学部２年前期）
2. 日時：　火曜１限(08:50-10:20)
3. 場所：　川内キャンパス C106
4. 教科書：　 服部哲弥著「統計と確率の基礎」学術図書， 第２版（正式版）, 2006.11
   　　　教科書の補足・訂正等はこちら (update 2008/05/27)
   
5. 成績評価：　試験（5/27 および 7/15）による．
   • 中間試験 5月 27日：　教科書第１章から第４章
   • 期末試験 7月 15日：　建前上の範囲は半期の講義全部と対応する教科書の部分．
6. ＴＡ：　佐々木 亮 君（理学・数学専攻・研究生）
   
   
7. 目的と概要：　 数理統計学は不確実な予測しかできない自然科学的および社会的状況に対して 数学を適用することで意思決定を支援する方法論を研究する．実験結果から法 則を決めることや，経済学における投資行動の分析など，実用上の応用範囲は 際限なく広い．ここでは数理統計学の入り口の部分，実用上の知識以前に， 分野に関係なく誰もが当然知っていると考えられている部分，を紹介する．
8. 到達目標：　
   • 基礎的な確率の計算，特に２項分布と正規分布の計算ができる．
   • 確率論の基礎事項，特に，確率分布や確率変数，期待値と分散，などの概念 に統計学の入門的基礎の理解に必要な範囲で慣れる．
   • 古典的・基礎的な数理統計学の推定・検定の考え方を理解し応用できる．
   • 正規母集団に関する統計的推測の手続きに習熟する．
   • 数理統計学に興味を持ち，その社会的重要性を理解する．
9. 内容・方法と進度予定：　以下を講義する．
   • 確率分布（2項分布，正規分布）
   • 統計学に必要な確率論の基礎事項（確率変数，期待値と分散，独立性）
   • 確率論と数理統計学の対応（確率変数と標本）
   • 統計的推測の基礎原理（点推定，検定，区間推定）
   • 正規母集団に関する統計的推測（カイ平方分布，F分布，t分布）
   • その他，進んだ話題

• 今年も鬼仏表に載せていただきました． 人気をいただいたか，数理統計学では今年第１号のようです．
  

  鬼仏表／東北大学／2008年09月24日付 評価 並，テスト あり，レポート なし，出席 なし コメント：　成績はテスト100%。でも、内容は教科書からが多い。 授業は本格的だが、一列並びや宮城県沖地震の起きる確率など、 なかなか面白いと思う。ただ、板書はあまり読み取れない。 どんどん人がいなくなっていくから寂しい。

  お返事 たくさん出席してくださったかたとみえて， コメントは妥当と思います． ただし，人がいなくなるのは，レポートや出席を出さなければ必然的な 「自然法則」だと私は推測しています． 詳しくはこちら．

  
  
• 出席 y の 週 x に対する回帰直線（初回の週 x=0）： 　 y = 62 - 2.8 x
  詳しくはこちら 　（回帰直線については教科書第9章参照）
  
• 圧倒的一番人気
  • 印象に残った内容：　一列並びと並列並び （全回出席者 20名中） 13名
  • 欠席の理由：　寝坊 （全回出席者以外 51名中） 28名
  • 詳しくはこちら （期末試験付属アンケート集計結果）
  
  
  
• 2008年度期末試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2008/07/15)
  

  受験者数	平均	各問の	問1	問2	問3	問4
  71	約70点	得点率	約2/3	約1/2	2/3弱	100%

• 2008年度中間試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2008/05/28)
  

  受験者数	平均	各問の	問1	問2	問3
  75	約80点	得点率	約10割	約6割	約7割

• 講義予定表 　(1 page pdf file・Last update 2008/04/07)
• 「数理統計学」と教科書の内容についての 新入生向け紹介記事 　(4 pages pdf file・
  数学セミナー 2008年4月号「特集 大学数学はこう学べ！」 pp.38-41)

1. 科目，日時：　2008年度と同様
2. 場所：　川内キャンパス B204
3. 教科書：　 服部哲弥著「統計と確率の基礎」学術図書， 第２版（正式版）, 2006.11
4. 成績評価：　試験（5/29 および 7/17）による．
   • 中間試験５月２９日：　教科書第１章から第４章
     • ５月２４日(木)４限(14:40-) 数学棟2階202で中間試験期日前試験
   • 期末試験７月１７日：　主に教科書第５章から第８章の 本文（特に数表）と練習問題[A]
5. ＴＡ：　森本 聡 君（理学・数学専攻・D2）
6. 目的と概要，到達目標，内容・方法と進度予定：　2008年度と同様

• たぶん初めて鬼仏表に載せていただきました．
  

  鬼仏表／東北大学／2007年08月01日付 評価 仏，テスト あり，レポート なし，出席 なし コメント：　成績は中間、期末の二回の試験のみ。 字は汚くて、板書、理解ともに苦しむが、試験は簡単。 教科書に載っているもののみしか出さない。 授業に出なくても直前に教科書の問題を解いておけば単位は確実。

  お返事 「仏」といっても「単位は」確実というのがミソ． 成績という点では，B以下が登録者の2/3以上を占める． 仏にならないと沈む人が増えるのが数学科目のつらさ． （私だけでなくかなりの全学教育数学担当の評価が「仏」なのは たぶんそのため．） その他，コメントはほとんど正しいが，教科書本文からも出題あり．改変もある． （ただし講義中に強調しているので上位成績には講義出席も必要．） またトップレベルの学生は講義を極めて良く理解している．

• 『宮城県沖地震の起きる確率』って何？ 2007/07/31オープンキャンパス（高校２年生向け）プレゼン (約600KB pdf file)
  
  
• 印象に残った内容（10回以上出席者）人気トップ３
  

  一列並び	宮城県沖地震	出席の回帰予測
  17人	12人	12人

  詳しくはこちら （期末試験付属アンケート集計結果）
  
  
• 2007年度期末試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2007/07/18)
  

  受験者数	平均	各問の	問1	問2	問3	問4
  86	約70点	得点率	約6割	約8割	約4割	10割

• 出席 y の 回 x に対する回帰直線（初回 x=0）： y = 75.3 - 2.7 x 　(R=0.97) 　　　（教科書第9章参照）
  
• 2007年度中間試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2007/05/30)
  

  受験者数	平均	各問の	問1	問2	問3
  91	約80点	得点率	約6割	約6割	約10割

• 講義予定表 　(1 page pdf file・Last update 2007/04/10)

1. 科目，日時：　2007年度と同様
2. 場所：　川内キャンパス B204
3. 教科書：　 服部哲弥著「統計と確率の基礎」学術図書， 初版（学内限定版）
   2006年4月21日東北大学川内キャンパス生協で入荷販売．
4. 成績評価：　試験（5/30 および 7/18）による．
   • 中間試験５月３０日：　教科書第１章から第４章の 練習問題[A]から出題．１問は問題を改変．
   • 期末試験７月１８日：　教科書第５章から第８章の 練習問題から出題．
5. ＴＡ：　平野 直人 君（理学・数学専攻・D3）
6. 目的と概要，到達目標，内容・方法と進度予定：　2007年度と同様

• 2006年度期末試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2006/07/19)
  

  受験者数	平均	各問の	問1	問2	問3	問4
  74名	約75点	得点率	約8割	約2/3	約2/3	100%

• 2006年度中間試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2006/05/31)
  

  受験者数	平均	各問の	問1	問2	問3
  78名	約70点	得点率	約95%	約3/4	約3割

• 講義予定表 　(1 page pdf file・Last update 2006/04/11)

• 全学共通科目（理学部２年）前期火曜１限(08:50-10:20)
• 川内キャンパス 講義棟C 105室
• 目標：　古典的な数理統計学の基礎事項である推定・検定の考え方を理解する．
• 予定：　
  • 確率論の基礎事項（確率と確率変数，期待値と分散，独立性と相関）
  • 確率分布（２項分布，ポワソン分布，正規分布）
  • データ（標本と標本分布，乱数）
  • 正規母集団に関する統計的推測（推定，検定）
• 成績：　主に期末試験7/20による．
• 期末試験のヤマ（予定）は６月講義分 （正規分布，点推定，区間推定の原理，検定の原理）． 下記2004年度版講義録では３，４，５，６章．
• 教科書：　小針あき宏著，確率・統計入門，岩波書店（「あき」は日へんに見）．
• ＴＡ：　和田出（わだで）秀光君（理学研究科数学専攻 D1）
  
  
• 2004年度期末試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2004/07/21)
• 2004年度中間試験と略解 　(2 pages pdf file・Last update 2004/06/15)
• 講義録 　(2004年度版１学期講義用・約500KB pdf file・Last update 2005/08/15)

  講義録を拡充して図版や例および練習問題を多数加えた教科書「統計と確率の基礎」が学術図書から2006年刊行となりました．貼ってある講義録は不満が残っていますが，改訂は打ち切ります．よろしくお願い申し上げます

• 渡辺浩先生（日本医科大学）の統計学講義ノートです． 短くて見やすいです． 　(約300KB pdf file・Last update 2005/02)

• 講義録 　(1996年度版通年講義用・約500KB pdf file・Last update 2004/06/06)
• 1996年度後期試験と略解 　(5 pages pdf file・Last update 1997/01/07)
• 1996年度前期試験と略解 　(6 pages pdf file・Last update 1996/07/09)
• 1996年度前期試験の注意 　(1 page pdf file・Last update 1996/06/16)
  
  
• 1996年度版講義録の訂正
• 1996年度後期試験結果および単位について
• 1996年度前期試験結果